あいらの旅と日常

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南インドの旅②

第一日目〜出国〜


いよいよ出発の日がやってきました。

「なぜ南インドか?」「旅の準備」については「南インドの旅①」をご覧ください。

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今回は成田からANA直行便でチェンナイに向かいました。


ビジネスクラス利用のJTBのツアーを利用したので、飛行機も楽しみの一つでした。


ビジネスクラスだと、出発までもラウンジが利用できるので、朝ごはん抜きで空港に向かいました。


ラウンジで待つこと1時間、すっかりお腹いっぱいになって飛行機に向かいました。

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ところが、定刻通りに滑走路に向かい、今まさにテイクオフ!


という時に、突然機体が止まり、アナウンスが入りました。


急病人が出たので、このまま登場ゲートに引き返すと言うのです!

 

本当に、え〜⁉️という感じでしたが、後にこの急病人が今回同じツアーだった人の同行者だと知って、いろいろ内情を聞くと、今では本当にお気の毒だったと同情の気持ちしかありません。


飛行機は、とてもテキパキと引き返し、急病の人を下ろしました。


「おお、なんてテキパキしてるんだ⁉︎これなら、ほとんどタイムロスなしで離陸できるじゃないか!」と期待が高まります。


ところが…


この後、その人の荷物を下ろすという作業が待っていたのでした…


この何百人も乗っている飛行機の荷物の中から、その人の荷物をどうやって見つけ出すというのでしょう…?


考えれば考えるほど、とてつもなく時間がかかりそうです…


結果、想像していたよりはずっと早く荷物が見つかり、1時間遅れくらいで離陸しました。


ビジネスクラスのシート〜


私は通常は、勿体無いのでエコノミークラスしか使わないので、ビジネスで行けるのが嬉しくなって写真を撮ってしまいました。

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シート間に仕切りがあり、プライバシーが保たれている点が本当に素晴らしい!


席に着くと、いきなりシャンパンのサービスがあり、ちょっと嬉しい❤️


常にエコノミー族の私は、ビジネスが珍しくて、シャンパン片手に自分の領地の探検です。


自分のシート以外にも、個人で使えるスペースがいっぱい!

ちょっとした棚とかが本当に便利!

シート周りにはスイッチがいっぱいあって、リクライニングの角度が変えられたり、座席を前後に動かしたり自由自在。

もちろんフルフラットでベッドにもできちゃいます。

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そして程なくして1回目のお食事。

食事の前にはメニューが渡されます。

和食1種類、洋食2種類の中から選べます。

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私は洋食をチョイス。

まずはアミューズ。CAさんが4種類トレイに載せて持ってきてくれましたが、私は2つだけ選び、シャンパンを注文しました。

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ビーフのワイン煮は、とろける程にお肉が柔らかく、とても美味しかった!
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デザートがまた素敵!空の上とは思えぬクオリティのマロンデザートでした。
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フライト時間は10時間くらいあるので、この後、映画を見たりして優雅に暮らしました。


フルフラットシートで寝転んで映画を見られて最高!


途中、一緒に行った友人が一風堂のラーメンを食べようというので、注文し、2つのお椀に分けて貰ったり、Ichiro’s moltというウイスキーを頂いたり、盛りだくさんでした。このウイスキーが本当に美味しかった〜

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さて、そうこうするうちに、まだ見ぬ楽園チェンナイ国際空港に到着です。

 

空港に着くと現地ガイドさんが私達を待っていてくれました。これはツアーならではです。

私はいつも個人旅行なので、空港に着いたところから戦いが始まっていたので、ガイドに連れられてなんの心配もなくホテルに辿り着けるのは、なんとお気楽なのかと痛感しました。

 

これ、チェンナイ 空港です。場末っぽい電飾が、何とも言えません。

なんか、ヤバイところへ旅行に来てしまったのではないかと、ちょっと不安になりました。

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バスの車窓から外を見ると、さすが人口13億人のインド!人がいっぱい…!
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これが記念すべき1泊目のホテル。

The Residency Chennai」。

外観は、まあ普通にちょっと高級に見えます。
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ベッドも、まあ普通のビジネスホテルレベルです。
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トイレとお風呂が、心配でしたが、とりあえず洋式便器とホース式のビデがあり、一安心。
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バスタブはなく、固定の極小シャワーのみ!

後で気づくのですが、これがお湯の出が悪く、チョロチョロしか出なくて、髪の毛を洗うのも一苦労でした。

でも、形ばかりとは言え、ボディソープとシャンプーがあったのは、後から思えば凄い事だったのでした。

この段階では、ボディソープやシャンプー、トイレットペーパーがある事を当たり前だと思っていましたが、日を重ねるごとに、認識の甘さに気付いてゆく事になります。
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兎にも角にもインドの最初の夜はこうして暮れゆきました。

 

第2日目

翌朝は朝から国内線でマドゥライ に移動だったので、6時ごろから朝食です。

 

まだ早朝でホットミールはほとんど準備されてなかったので、私はフルーツとジュース、それに南インドのイケメンお兄さんが入れてくれるチャイをいただきました。

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国内線は、ちょっと不安な感じのするプロペラ機でした。LCCだったので飲み物は有料、水は無料ですが、インドでコップに入った水を飲む気になれず、何も飲まずにマドゥライ に向かいました。
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マドゥライ では、まず最初に「ティルマライナーヤカ宮殿」を見に行きました。

17世紀に作られた宮殿だそうです。

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天井などの装飾も美しく、ガイドさんの説明によれば、ルビーやサファイアなどの宝石の粉で描かれているそうです。

とても繊細で美しいです。

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そして、ランチタイム。普通のインドのレストランという感じ。ブッフェ形式でお料理を取ります。基本、だいたいカレーですが、いろいろな食材が使われているので、不思議と単調さはなく、美味しく頂けます。

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これはドゥサと言われるもので、米粉のクレープと言ったところでしょうか。コックさんが目の前で焼いてくれます。

ガイドさんのお話では、インド南部の主食は小麦粉ではなくお米だそうで、食事はお米や米粉を使って作られたパンケーキ状の物何主体だそうです。

インドというと日本人はみんなナンを思い浮かべがちですが、ナンは小麦粉で作られるので、南部では殆ど見かけることはありません。
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見た目はクレープですが、クレープよりもっとカリッと焼けていて、中にはジャガイモが包み込まれていました。

ペースト状の物を付けて頂きました。

トマト、コリアンダーホースラディッシュ

どれも美味しかったです。

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お馴染みラッシーもクセもなく美味しかったのですが、インドのラッシーは甘いのとしょっぱいのと2種類あって、しょっぱいラッシーは、一口味蒸させてもらいましたが、酷く不味いものでした。その不味さたるや、本当に飲めるレベルじゃありません!

 

ランチの後は、ガンジーミュージアムに行きました。きちんと整備されたミュージアムという感じではありませんが、ガンジーの功績を辿ることができます。

 

私にとって、ガンジーは教科書の中の人に過ぎなかったのですが、ここに行って、実際にガンジーが活動している姿を写真で見ると、現実に存在した人なのだという実感が湧き、インド人のヒーローなのだという事がよく分かりました。

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次はマドゥライ 観光のハイライトの一つ、ミーナークシー寺院見学です。

このような巨大な門が東西南北に4つ立っています。

ヒンズー教の寺院の門は、たくさんの彩色された美しい彫刻が施されていて、趣深いです。

いろいろな神様の彫刻が見えます。

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この門から寺院に入り、見学するのですが、門の中では写真撮影ができませんでした。

黄金の神殿などもあるのですが、ヒンズー教徒でないと入れない場所が多く、ちょっと残念です。

 

靴を預けて裸足で歩き回るのですが、熱かったり、濡れていたりで、なにかと大変でした。

 

もちろん寺院なので肌の露出は厳禁です。

私はノースリーブのワンピースだったので、カーデガンを羽織って行ったのですが、入口のチェックで、足首が出ているのはダメだと言われ、インド人の男性が巻くような腰巻きを巻かれてしまいました。

 

寺院の周りはインドらしい光景がいっぱい!

インド人は牛を神様と崇めていて牛肉を食べないと言われていますが、本当に牛は大事にされていて、街中でたくさん見かける事ができます。牛と共存して暮らしています。

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可愛いタクシー。こんなのがたくさん走っていました。
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道端で商売する人たち。

まさにインド!という感じで、普通だったら果物の一つも買って食べてみたい所なのですが、インド人のガイドさんが、道端で売っている果物などは、お腹を壊す可能性があるので食べないようにと言っていたので、さすがに買う勇気はありません。
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そしてこれが本日のお宿、Hotel Germanus

一見普通ですが、やはりシャワーが使いにくいし、バスタイムはストレスでした。
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晩御飯のバイキング。結局カレーです(笑)

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第3日目

3日目の朝は6時起きして朝食を食べました。

もちろんカレー(笑)

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そしてインド最南端のコモリン岬までバスで移動。改めて思ったのは、インドって大きい!なんと言ってもこの日の移動時間は6時間!

幸いこの「デラックスバス(笑)」にはエアコンが付いているので、暑さで死にそうになる事はなかったので、良かったです。

それにインド人ガイドさんは、めちゃくちゃ日本語が上手い上に、めちゃくちゃ博識で明るい性格で、いつも私たちを退屈させないように、いろいろな話をしてくれるので、6時間もあっという間( とは言わないまでも、まあそれほど長くは感じませんでした。)f:id:aylachan:20200216220247j:image

途中で下車してランチに「ミールズ」というインド式ランチセットをいただきました。

大きなトレイにバナナの葉を敷いた上に、たくさんの小鉢に入ったお料理が並んでいます。

とても壮観です。美味しそう…!
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インド式の正しい食べ方は、このように一旦全部の小鉢を外に出して、真ん中にライスの小鉢をパカッとぶちまけ、そこに好きなカレーなどをかけて、右手の人差し指以外の四本指を使って手掴みでいただきます。
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お味は、もちろん美味しかったです。いろいろなカレーが楽しめるのが良かったです。

 

そしてバスに揺られる事6時間以上…ついにコモリン岬に到着!

コモリン岬はとても美しい街で、インドというよりヨーロピアンな色彩に溢れていました。

小さな穴から写真を撮ってみました。
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この岬からフェリーで島に渡ります。

こんな観音様のようなものが立っているだけの島もありましたが、今回はここにはいかず…
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こちらの小さな島に渡りました。

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瞑想をする建物が建っていて、私達もここで怪しい呪文を唱えながら、インドの人達と一緒に数分間の瞑想をしました。
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そしてひとまず、今夜の宿へ向かいました。

Hotel Singaar International

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ここのホテルは、改装中なのか、部分的に取り壊されていて、まるでゴーストタウンのようで、ちょっと恐ろしかったです。

しかもエアコンは調子悪いし、女2人なのにダブルベッドの部屋を当てられたり、なんだかもうめちゃくちゃでした。

結局、文句を言って、なんとかエアコンのつくツインルームに変えてもらいましたが、シャンプーもないし、ドライヤーも館内に4つだけあるということで、順番に部屋から部屋へ使い回しという、とんでもないものでした。

これが日本だったら大問題ですが、まあここはインドという事で、使い回しでもドライヤーが使えただけラッキーだと思えてしまいました。

旅も3日目ともなると、インド文化に対して免疫力が上がってきたようです。

 

でもこの部屋、バルコニーがあって、バルコニーからのビューは素晴らしかったのです。

さっきフェリーで渡った島も見えます。
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そして夕方になってから、バスでサンセットポイントに向かいました。

インド最南端の有名なスポットのようで、インド人もたくさん集まってきて夕陽を眺めていました。
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そしてホテルに帰って晩御飯。もちろんカレー!

この頃になると、なんとなく22人のツアーメンバーの顔もわかるようになり、食事の時も一緒にビールを注ぎあって盛り上がるようになってきました。ツアー初体験の私としては、これはなかなか面白い事でした。

たった3日目にして、メンバーの人となりが、なんとなくわかるようになるのです。
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第4日目

そしてこれは翌朝の朝ごはん。
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そしてこの日は、またバスに揺られて、アレッピーへ向かいました。また7時間くらいの苦行です。

途中、お昼ごはんも食べましたが、もちろんカレー。
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そしてついにアレッピーに到着!ここでは、この旅の1番のハイライト、バックウォータークルーズが待っています!

私もこれを一番楽しみにしていました。

何しろ、ちょっと30分クルーズするとか言うのではなく、クルーズの船に一泊するのです。

しかも、それがいわゆる豪華客船ではなく、大昔、スパイスの運搬に使われていたハシケのような小舟を観光用ボートに改装して、宿泊できるようなものにしたものなのです。

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1グループに1ボートだと思っていたのですが、そうではなく、2つか3つのグループで1ボートとなったので、誰と同じボートになるかが、ちょっと気になる所でした。

私達は、一番大きなボートで、6人乗りでした。
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部屋はこんな感じ。

夜間はエアコンが付くので、涼しいのですが、エアコンが使えない昼間は暑くて、デッキやサロン(そんな洒落たものではないけど)に出て自然の風を楽しみます。

各部屋に一応トイレもシャワーも付いています。
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荷物を下ろしたら、早速クルーズ開始。この水辺には実際にインドの人が住んでいて、洗濯物が干してあったり…
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小舟にはコックさんも乗っていて、私達6人のために食事を作ってくれます。

これはウェルカムドリンクならぬ、ウェルカムバナナ天ぷら。不味くないけど、バナナの味はほとんどしなくて、何食べているのかわからない味でした。
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途中でちょっと下船して、フィッシュマーケットで魚などを選ぶと、コックさんが晩御飯に出してくれます。
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この大きくて立派な海老を購入。
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ココナツジュースを買ってみましたが、生温い薄いポカリみたいで美味しくない…
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船上から見る夕陽はとても素敵!

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そして晩御飯!

さっきの海老も茹でられて登場!
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野菜や魚などいろいろ…
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そして夜は更けて行きました…

 

第5日目

そして翌朝。朝ごはんは、こんなパンケーキとか卵とか、簡単なメニューでした。
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下船後、バスでコーチン(コーチ)に向かいました。今度は2時間くらいなので、6時間の移動に慣れっこになった私達にとっては移動のうちに入りません。

 

コーチンではスパイスマーケットに行き、お土産のスパイス私購入。観光地値段だったので、私は1つだけ購入。お友達へのお土産は、スーパーで買うことにしました。
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それから、チャイニーズフィッシュネットを見に行きました。昔、中国人がこの地にやってきて、ネットを沈めて、それを引き上げるというシンプルな漁法で魚を取っていたそうで、今でもそれを見学できます。
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流石にこの方法では、たくさんの魚は捕まえられないようでした。収穫はほんの僅か…

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そして最終日、コーチンの宿に到着です。

Abad Atrium Hotel

不便な暮らしに慣れてしまった私たちにとっては、どんなホテルもでも、もはや驚くことはありませんでした。
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夕方まで、近所を各自散策し、夕食前に南インドの伝統舞踊「カタカリダンスショー」を見に行きました。

これは、大きな動きではなく、細かな顔の表情などで演技するインド流の歌舞伎という感じの舞踏です。

ただ、私はこの時間にインドエステにアーユルヴェーダを申し込んでいたので、この舞踊見学もそこそこに、エステに向かってしまったので、15分くらいしか見られませんでした。

同じツアーの人曰く、別に見なくても正解だったかも…との事でした。笑
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アーユルヴェーダエステは日本円で1万円なので、本場インドの凄いエステなのではと、物凄い期待をしていたのですが…

 

サロンに到着すると、あまりにも若いお姉さんに、いきなり全裸になれと言われ、お姉さんの見ている前でおずおずと全裸になります…

するとお姉さんが、紙製のフンドシを締めてくれて、まずは髪の毛に茶色い変な匂いのオイルを塗りたくります。

トリートメントとかいうレベルではなく、物凄い量のオイルをベタベタに髪にすり込んでいきます。

 

それからベッドに横になり、さっきのオイルを全身に塗りたくり、マッサージを受けます。フンドシで覆われた部分以外は、全身をくまなくマッサージされます。

 

それから仰向けで横になり、額の上からポタポタと熱いオイルを垂らされます。アーユルヴェーダエステの写真を見ると、だいたいこの画像が載っているので、私もこれを楽しみにしていたのですが、実際やってみると、ベタベタ熱いだけで、なんの快適さもなく、個人的には「ナシ」でした。

 

そして、この後どんな気持ちの良いトリートメントが待っているのかと思いきや…

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この変テコなスチームサウナに入れられて、蓋を閉められます。

この穴から顔だけを出すのですが、中は暑い蒸気で満たされ、とても熱いのです。

身体のオイルは、この蒸気でかなり洗い流されます。

…が、決して全身スッキリ!というものではないのです。何しろ髪の毛や顔がオイルでベタベタで本当に気持ち悪いのです。

 

このサウナを出ると、お姉さんが乾いたバスタオルで頭から脚の先まで拭いてくれます。

でも、相手はベタベタのオイルですから、乾いたタオル如きでキレイになるわけがありません。

でも、それこそ、髪の毛から、まだオイルが滴り落ちる状態で「おしまいだから服を着て」と言われ、目が点になりました。

 

幸い、サロンは泊まっていたホテルの別館だったので、グチョグチョのまま、走って部屋に戻り、慌ててシャワーに飛び込みました。

 

ところが…!

 

シャワーベッドからシャワーが出ないのです!

どう頑張っても、下のカランからシャワーに切り替えられないのです!

仕方がないので、高さ40cmほどのカランの出口の下に潜り込んで、髪の毛を洗いました。

それはもう、困難極まる作業で、全くスッキリしません。

 

でも次にベタベタの身体を洗う段になると、もはや流石に小柄な私でも、カランの下には潜り込むことができません。

 

私は1人、バスタブの中で七転八倒し、まさに火事場の馬鹿力!ついにシャワーベッドからお湯を出す事に成功しました。

 

こうしてめでたくシャワーを全身に浴びる事には成功したのですが、何しろオイルの量が半端なく、洗っても洗っても全然キレイにならず、オイルの臭いも消えず、スッキリしないままにシャワーを出ました。

まさに最悪の気分…1万円も払ってエステで、こんなにスッキリしないのは初めてでした。

…というか、1万円くれても、二度とやりたくない最悪のエステでした。

 

シャワーの後、気を取り直して、ディナーに行きました。ディナーブッフェは、とても美味しく、このツアーでは一番美味しいと感じました。食後に頂いたチャイも、初めて美味しいと感じました。

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第6日目

そして夜が明け、ついに最終日!

コーチンから国内線でチェンナイに向かいました。

 

フライトの時間が夜8時過ぎだったので、チェンナイでは、ちょっとのんびりできました。

 

ランチは、またインド料理のミールズでしたが、ここのミールズはとても美味しくて大満足でした。

 

こうして1週間過ごしてつくづく思うのは、「カレーは偉大な食べ物だ!」という事でした。これだけ毎日、類似した物を食べ続けたら、普通だったらウンザリするところですが、カレーは1週間食べ続けても、ウンザリしないのです。

カレーは本当に偉大です。

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ランチの後は、マリーナビーチへ行きました。

出国前なので、さすがに海には入りませんでしたが、人の少ないビーチと、青い空、青い海は、気持ちが良かったです。
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最後にショッピングモールに寄り、各自最後のショッピングをしました。

私はツアーの最初に5000円分だけインドルピーに換金したのですが、それを使い切るために、バナナチップやドリンク、スパイスなどを買いました。

 

そしていよいよ出国です。

いろいろ不便なことも多く、お世辞にも快適な旅とは言えませんでしたが、この旅でも多くの収穫がありました。

一緒に旅した22人、そして現地ガイドさんともお別れです。

グループツアーなんて…と思っていましたが、それはそれで、個人旅行にはない良さもありました。

実際、こんなツアーじゃないと、知り合う可能性のないような別世界の人とも仲良くなれて、本当に良かったです。

 

帰りはまたビジネスクラスです。

はっきり言って、このツアーで豪華で優雅な気分を味わえたのは、飛行機だけでした。笑f:id:aylachan:20200220152304j:image
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晩御飯は和食を選びましたが、ほとんど残してしまいました。

お酒は本当にクオリティが高く、帰りのフライトでは、シャンパンに加えて、日本酒を2種類いただきました。

八海山は文句なく美味しかったのですが、他の方から勧められて飲んだ希少価値のある山廃五百万石は、クセがあり過ぎて、私にはちょっと…でした。

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夕食の後、座席をフルフラットにした直後には、爆睡してしまったようで、気づいた時には既に朝食のオーダー取りが終わっていました。

なんと、もう着陸1時間半前だそうで、一体私は何時間爆睡したのやら…

せっかくのビジネスクラスを楽しむ間もなく、ただただ気持ち良く寝てしまったようで、ちょっと残念でしたが、本当によく眠れました。

 

第7日目

朝食は、もちろんまだお腹が全く空かないので、簡単なクロワッサンサンドをオーダーしたのですが、メニュー変更とかで、えらくボリューミーなパンになっていて、全然食べられませんでした。
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食べ終わると、程なくして、成田に到着しました。本当にあっという間でした。

 

土曜日の早朝到着便だったので、帰りも空いていて、楽ちんでした。

 

今回、一番心配していたのは、お腹を壊さないかという事だったのですが、ラッキーな事に、お腹を壊すこともなく、元気に行って元気に帰ってくることができ、ホッとしました。

 

いろいろ不便も多かったけど、本当に楽しい旅でした。つくづく思うのは、「旅は友」だということ。仲の良いお友達と一緒に行けば、どんな所も楽しい!一緒に行ったお友達、そして旅を通して出会った人達には本当に感謝の気持ちしかありません。

 

2020/2